忍者ブログ

真の名は…

A A A
HOME
2026
04
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 author : ユピテル・ワイズマン ×
   △ 

突然の吹雪。ホワイトアウト。
顔に張り付く雪は溶けて、氷となり、痛みすら伴う。
精霊達がこれ以上山へ登るな、と怒っているのだろうか。
それともいたずらが好きな妖精達が飛び交っているのか。
いずれにせよ、この風雪を避けなければならない、そんな事を考えている時だった。

★ニュアージュ...★ユピテル...★アネルカ...


人の影が見える。そして横穴も。自然の驚異を凌ぐには打ってつけだ。
思わず声を上げそうになったわけだが、ここは雪山。それだけは避けなければ。

近づいてみれば、先日氷結の森林で出会ったニュアージュだった。
そして、一番最初に横穴を見つけたエルフ―アネルカ―と出会う。

風の入り込まない場所は随分と温かく感じる。自然の驚異の中で自然の守りの強さに出会った瞬間である。

一息。
自分の今の状態を考えてみる。
この猛吹雪。 もし精霊の怒りなのであれば、これ以上の登山は危険を孕む。
そんな想いもあってか、冒険者について話を出してしまう。
私が見てきた冒険者にも色々といた。
しかし、冒険者は冒険する事に意味があるのであって、命知らずな事をしたりすべきではないのだと思う。

命あっての物種。

冒険する時にはこの言葉を常に心に留めている。
そんな事を語っていたら、ニュアージュに掴まれて、少し……いや、かなり驚いてしまったわけなのだが。

話は続き、命知らずに禁忌を犯した者の話となっていく。
最中、ニュアージュが「我はアネルカとユピテルに、その様な冒険者にはならないと誓うのである。我はその様な禁忌の術は使えないと思うのであるが、堕ちてしまう様な者にはならないのである。」……と。

私は地方への派遣や冒険の中で堕ちた魔術師達を見てきた。悲しい最期も。
出来るものなら、私が知っている者だけでもそうはなっては欲しくない。
所詮はエゴ、だろうかな……。

それにしても、アネルカの淹れてくれたコーヒーは美味かった。

PR

 author : ユピテル・ワイズマン ×
    COMMENT : 0  △ 
NAME
TITLE
MAIL
URL
COMMENT
PASS
"ユピテル・ワイズマン" wrote all articles.
http://6gate.blog.shinobi.jp/
PRODUCED BY NINJA TOOLS @ SAMURAI FACTORY Inc.
PR : 忍者ブログ × [PR]
 HOME