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吹雪に追いやられるがまま、洞窟へと入る。
響く風の音は歓迎か、それとも。
★ユピテル...★ライト...
突然の吹雪。ホワイトアウト。
顔に張り付く雪は溶けて、氷となり、痛みすら伴う。
精霊達がこれ以上山へ登るな、と怒っているのだろうか。
それともいたずらが好きな妖精達が飛び交っているのか。
いずれにせよ、この風雪を避けなければならない、そんな事を考えている時だった。
★ニュアージュ...★ユピテル...★アネルカ...
山を登る最中、大きな音を耳が拾った。
雪崩。
誰か死者は出てはいないだろうか。
パーティとして山に入った仲間の顔が思い出された。
★カレル...★ジークムント...★ネイ...★ユピテル...
泉すらも凍らせてしまう森。
その鏡のような水面で動物が毛づくろいをしていたら……。
私はそんな夢ある言葉に引き込まれてしまったようだ。
話の主はニュアージュと言った。
まだ魔物にも出会った事のない、駆け出しの冒険者。
自分が駆け出しだった頃と重ね、身が締まる気持ちとなる。そんな一夜。
★ユピテル...★ニュアージュ...